吾峠呼世晴の「鬼滅の刃」1巻から19巻を一気に読んでしまいました。
いや〜面白かった。
そもそも、この漫画を知ったのはお正月にアマゾンプライムビデオでアニメを見たからです。
これも面白かった。
あまりに面白かったので、コミックスも読まなければと思ったのですが、新書版が書店にない!
社会現象になるほど、売れているということを知ったのは、その後でした。
テレビアニメは6巻まで。
鬼滅の刃 6 (ジャンプコミックスDIGITAL) image by Amazon prime video
コミックスを初めて手に取ったとき、あまりにも馴染みにくい絵柄なので驚きました。
アニメはいい感じに描かれていたのに、漫画の絵柄はちょっと下手な感じです。
大正時代の伝記ものととらえると、絵柄も納得がいくのですが、作者の画力に少し疑問を持ちました。
しかし、そんな印象は読み始めだけです。
ストーリーに引き込まれてしまうと、絵柄がどうのこうのと細かいことは気にならなくなりました。
アニメは「鬼滅の刃」の導入としては完璧な役割を果たしてくれたのです。
原作の内容を忠実に描いたアニメなので、26話使ってもコミックスの6巻までしか進みませんでした。
しかも、えらく中途半端に終わってしまっているではないですか。
劇場版アニメで続きます。
テレビアニメが中途半端なのは、劇場版に繫がっていくからです。
2020年公開予定の劇場版は「無限列車編」とサブタイトルが付いているので、続きのストーリーは、全部劇場版公開なのかもしれません。
「無限列車編」はコミックスでは7巻と8巻です。
「遊郭編」「刀鍛冶の里編」と続いて、「無限城の決戦」が2本分は作れそうですね。
計、映画5本といったところでしょうか。
……
…と書いたところで以下の劇場版も公開されることを知ってしまった。
もう、たくさん劇場版が計画されているんですね。
鬼滅の刃と死霊狩り(ゾンビー・ハンター)
死霊狩り【ゾンビー・ハンター】〔全〕 (ハヤカワ文庫JA) image by Amazon</span
以前、このブログで平井和正の「死霊狩り(ゾンビー・ハンター)」を扱った際に「鬼滅の刃」と関連づけました。
https://slashd.xsrv.jp/cocoon/zombie-hunter/
- 鬼 = ゾンビー(地球外生命体)
- 鬼殺隊 = ゾンビーハンター機関
- 最終選別 = 生存試験
と挙げていくと、関連づけたくもなります。
全く違うストーリーなのですが、どちらも面白いです。
平井和正のファンは「鬼滅の刃」に喜ぶのではないでしょうか?
もちろん、「鬼滅の刃」ファンも「死霊狩り(ゾンビー・ハンター)」に夢中になると思います。
……
以下で2つのストーリーの異なる部分も列挙しておきます。
- 竈門炭治郎 × 田村俊夫
- 産屋敷耀哉 × 司令官〝S〟
- 竈門禰豆子 × ジャンジーラ ?
- 竈門禰豆子 × 加賀良子 ?
- 竈門禰豆子 × ライラ・アミン ?
「鬼滅の刃」の主人公「竈門炭治郎」はとても素直な良い子です。まっすぐに自分を表現します。
それに対し「死霊狩り(ゾンビー・ハンター)」の田村俊夫は屈折してますね。
実は根が優しいので非情になりきれない。複雑な性格の持ち主です。
「鬼滅の刃」「産屋敷耀哉」も人の心を温かくする良い人。それに対し司令官〝S〟は、目的のためには手段を選ばない、悪魔サタンの化身のような人です。
「死霊狩り(ゾンビー・ハンター)」の女性の中にもゾンビー化してしまうキャラクターがいます。
田村俊夫の恋人「ジャンジーラ」、ターゲットの妹「加賀良子」、同僚の「ライラ・アミン」です。
「ジャンジーラ」は田村俊夫を襲い、「加賀良子」「ライラ・アミン」は…
良子とライラとのエピソードは第2巻と終盤のハイライトなので、触れないでおきます。
3人の女性を「竈門禰豆子」と比較するのは無理がありますね。
鬼も鬼殺隊剣士も、背景がきちんと描かれていることが魅力
鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス) image by Amazon
「鬼滅の刃」の魅力は「竈門 炭治郎」「禰豆子」の兄妹愛もありますが、悪役である「鬼」のバックグラウンドをきちんと描いていることではないでしょうか?
なぜ、「人間」から「鬼」になってしまったのか…
そこが、しっかり描けているので、鬼と鬼殺隊の戦いにリアルが出てくるのです。
さらに、鬼殺隊剣士の中核である「柱」も描ききっていますね。
細部がきちんと描かれた作品はいいです。
良い作品の大前提ですね。
……
「十二鬼月」の「下弦の鬼」は、「鬼舞辻無惨」にいきなり殺されてしまったので、少し可愛そう。描かれることが無かった。
すでに最終章?
「鬼滅の刃」の19巻を読み終わってみると、もうエンディングが近いのではないかと思います。
鬼殺隊を作った「産屋敷 耀哉」は既に亡くなっていますし、物語は黒幕の「鬼舞辻 無惨」との最終決戦に突入しています。
「十二鬼月」の「上弦の鬼」が次々に死んでいきます。「猗窩座」との死闘は良かった。
これでは、あと2〜3巻で終わってしまいそうな気がします。
ここから「竈門 炭治郎」「禰豆子」と「鬼舞辻 無惨」はどう描かれて完結を迎えるのでしょうか?
19巻まで、一息に読んでしまった私としては、完結まで、あまり待たされたくない気持ちでいっぱいです。
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